Uchuzenshi Q&A 2

流転
ID : 310276785

ネタ投稿
https://x.com/i/status/1851994355235782709

古川さんが 動画で言われた通り 斉藤知事はきっとハメられたんでしょうね

私は 半分以上 騙されてたんだなと思います

斉藤さんが悪い人みたいな

このツイート関連は 昨日の10月31日の深夜に

N 党の立花さんが 街頭演説した一連のものの録画です

正直 言えば ものすごい 謀略があったんだなということが伺えます

人間の世界はこうなんだろうけど

なんだかなという感じです

2024・11・1

玉串
ID : 1592680103

●ユートピアまで3521日(2024-10-30)

末尾の解説動画「お札の価値を支える7つの要素 現代経済における通貨確保と安定性」

国家への信用がないと、機関投資家は投資したくない、って思いますものね。この解説で、国家への信用が貨幣を成り立たせている、という基本的事実が学べて、勉強になりました。

この解説動画は、どなたがお作りになられたのでしょうか?宇宙全史の編集サイドに、素晴らしい人がいらっしゃるようですね。


●ユートピアまで3520日(2024-10-31)

ハワイでラーメン1杯3000円とか聞いたことがありました。日本よりも、世界中でインフレが進行しているようですね。

超越的な情報を扱うべきところ、経済を論じていただけるとは。古川先生の懐の大きさに、ただ驚くばかりです。


それより何より。先週、古川先生より一喝を受けたのが、大ショックでございました。そこで、量子力学の本を読み始めました。


外村彰『目で見る美しい量子力学』サイエンス社,2010


(外村彰さんは、電子顕微鏡一筋で歩まれたすごい方のようで、1965年 東京大学物理学科卒業後、日立製作所中央研究所に入社。
1982年 アハラノフ・ボーム効果の検証実験に成功されました。
2012年、ガンで逝去)


(p.99)
〝「電子は触れてもいない磁場から,物理的な影響を受けることがある」.これが,アハラノフ・ボーム(AB)効果である.
・・・
ゲージ理論が正しいことが認識され始めた1975年,ヤンはT.T.ウーと共に「理論家は,ゲージ場の実在を信じてはいるものの,実証された訳ではない.それを実証するのはAB効果とモノポールの存在である」と主張した.

その数年後,AB効果の激しい論争が巻き起こる.ちょうど,その頃,我々は干渉性のよい電子線を開発し,“電子線ホログラフィー” と呼ばれる新しい観察手法を10年がかりで実現したところであった.

この技術をもってすれば,問題となっていたわずかなミクロな磁場の漏れをも定量的におさえられるので,論争に決着をつけるような完璧な実験が可能かもしれない.”


(p.102)

・・・磁力線の漏れが十分に小さいことも定量的に示し,この結果をPhysical Review Letters に投稿した.
1カ月経って,リジェクトの返事が来た.

2人のレフェリーの意見が極端に分かれ,現状のままでは掲載できぬと言う.激しいやり取りの後,エディターの判断で論文はやっと世に出ることになった.”


外村さんも、AB効果の検証をした論文を発表したとき、激しい妨害にあわれたようです。
開発者にしか分からないビビッドな記述に、感動しています。


宇宙全史的に話をするとするなら

「プランク定数を変えることができる実験装置は、この3次元地球で作れるのだろうか?」

と夢想したりしていました。外村彰さんが、日立の研究所の電子顕微鏡で、AB効果を証明したように。


古川先生の話題の豊富さ、見る射程の大きさには、ただ驚くばかりです。

玉串さんは「物理」における勘違いがあります
それは

「実験」「検証」「観測」やさんと
「原理」「原則」やさんを混同してしまっているところです

どちらも現代科学にとってはとても大事なジャンルですが
アインシュタインやハイゼンベルグなどは「原理主義者(ちょっと語彙が変ですが・・〇〇教原理主義というのとは少し違います)」

アインシュタインの光量子説を実験で確認した人が「ロバート・ミリカン」でアインシュタインはこのおかげでノーベル賞をもらっているはずです
(相対論ではもらっていないのですよ・それが今の人類よ)
こういう方が「実証」やさんです

ですからどちらも大事ですが、玉串さんはどうしても
実験・実証の方に引きずられてしまう傾向があるようですね

「プランク定数を変えることができる実験装置は、この3次元地球で作れるのだろうか?」


●この問いも見当違いです
その問い自体の矛盾が、ご自分でお分かりになれば
少しは宇宙全史に近づいたことになりますよ

目風

2024・11・1

Ryu
ID : 632749687033

目風様初めましてこんにちは

こちらの掲示板に初めて書き込んでから数年くらいたちました

今日はどうしても質問したいことができましたので投稿しました

①目風様は動画の中ですべての宇宙が真我領域が精気(エネルギー)を集めるために
いたるところに宇宙をつくっていると
そして人間が次元と空間に閉じ込められている家畜だと説明してました
その説明を聞いて人間はDNAに刻まれたエゴの多彩な動き(支配欲、名誉欲、性欲、生存欲など)により
この宇宙にエネルギーを供給してるだけなんだと感じて切なくなりました
そこで疑問に感じたのですがこのオーム宇宙は精気だけじゃなくて
負の感情エネルギー(恐怖、憎しみ、いがみ合い、など)を意図的に作り出し収
奪してるように考えたのですがどうなんでしょうか?人間という家畜から精気だ
けじゃなくて負の感情エネルギーもまるで料理の隠し味やスパイスみたいに集め
てるとしたらとんでもない宇宙だなと思いました


②もう一つ疑問に感じましたのは真我を超えた上位次元
さらにそのまた上位次元が解決できなかった問題を人間やその他知的生命体を宇
宙に閉じ込めて育成して代行させて解決させようとしてるのかもしれないとまる
でSF映画や小説みたいな疑問が浮かんだのですがどうなんでしょうか?


質問は以上です 目風様の動画はどれも面白いですありがとうございました!

     

そこで疑問に感じたのですがこのオーム宇宙は精気だけじゃなくて
負の感情エネルギー(恐怖、憎しみ、いがみ合い、など)を意図的に作り出し収
奪してるように考えたのですがどうなんでしょうか?

エネルギーにはもちろんプラスとマイナス(+、ー)があります
しかしその絶対値は同等に扱われます
つまり+100もー100も絶対値としては同じです
(だから交流電気で私たちの生活が成り立っているのです)
詳しい説明は動画でします

「とんでもない宇宙」だというのは
ある意味真実です

SF映画や小説みたいな疑問が浮かんだのですがどうなんでしょうか?

これは浅はかな考えです
ここに陥ると、結構病んでしまうでしょうね
(通常の人類は、みなこの立ち位置でド壺にはまるのです)
ただ普通はそうなって当たり前のシチュエーションですよね
しかし宇宙全史はここからが本当の探求になっています
ですからこの時点までまだ辿り着いていない方は
もう一度「宇宙全史第一巻」や「質疑応答」
さらにそれでも難しいという方は、動画で学びを深めておきましょう

目風
2024・10・31

玉串
ID : 20076242665
ええ-っ??!!なんなんですか・・・この返信は!!!
 刺激されたので、ちょっと本気を出して調べましたよ。


[原論文] Ozawa, M., “Universally valid reformulation of the Heisenberg uncertainty principle
on noise and disturbance in measurement”, Phys. Rev. A 67, 042105 (6pp) (2003).

 3ページ目の式(15)では
 \epsilon(A)\eta(B)+\epsilon(A)\sigma(B)+\sigma(A)\eta(B) \geq \dfrac{|\bra{\psi|[A,B]|\psi}|}{2}.
 としか書いてなかったですね・・・。

 Arxiv.orgで Masanao Ozawa の2013年と2003年の論文を落してざっと見ましたけど、4πh という文字が見つけられませんでした。
 今日の朝パッと検索して出てきた、日経サイエンスの記事をコピペしただけでしたので、そんなに深く考えておりませんでした。


 古川会長、TeX記法をご存じなのですね。ビックリ致しました。

〝小澤の不等式では、測定誤差(εq\varepsilon_qεq​)と測定の乱れ(ηp\eta_pηp​)の関係を示していますが、通常、量子ゆらぎ σq\sigma_qσq​ と σp\sigma_pσp​ は不等式にこのような形で直接加わるわけではありません”

 なんでいきなり εq・ε_q・εq,ηp・η_p・ηp,σq・σ_q・σq​ ,σp・σ_p・σp​ という3つの積の形が現れたのかが分かりませんでした。
 数式を形式的に追った限りでは

〝εqηp \geq h4π+補正項\varepsilon_q \eta_p \geq \frac{h}{4\pi} + \text{補正項}εq​ηp​≥4πh​+補正項”

 は、+を抜いて積にした

 εqηp \geq h4π(補正項\varepsilon_q \eta_p) \geq \frac{h}{4\pi} (\text{補正項}εq​ηp) \geq 4πh(補正項)

 だったらわかる気がしたのですが。


「不確定性そのものは依然として存在するため、完全な誤差ゼロの測定は不可能です」
「現在量子力学の原理・原則は、相対論と並んで非常に優れたモデルで、今の世界の説明を明確にしてくれています
 それと観測精度の問題は全く別のモノになりますから、そこを混同しないようにしましょう」


 了解いたしました。丁寧なご説明、大変ありがとうございました。


 最近、数物系の学習を全然していなかったのですが、大変刺激になりました。(ぐやじー----っっ!!)ちょっと気合を入れて、勉強を再開することに致します。

 なぜ3つの積の形が現れたのかが分からなかったので、私がつっこめるのはこれが限界です。小沢の論文を見ても、4πhって出てきませんでした。スーザン先生・餅巾着様・クロハバキ様・ほか数物系に詳しい方がいらっしゃいましたら、教えてください。
2024・10・24


小澤氏の2003年や2013年の論文で「4πh」という記号が見つからなかった理由について説明します
 
これは私(目風)が悪くて、古川くんが作成した数値をワードに一旦移す作業の時に
(ワードがバカで)分数表示を自動ではしてくれません
(ワードに移さないと、この掲示板に表示されません(直したい))
 
そこで4πhという表記になってしまいました
(目風は面倒なので確認・修正作業を怠っていました)
以下で修正していますが、実際はh/4πであり、通常現代物理では 通常現代物理ではℏ/2πと書かれます
 
まず、「h/4π」という形式は、ハイゼンベルクの不確定性原理に由来する表現で、既述のように位置と運動量の不確定性を記述する際に使われることがあります。これは量子力学の基本定数であるプランク定数 hを使った、位置と運動量の不確定性を示す形式です。例えば:
Δx⋅Δp≥h/4π
しかし、小澤氏の不等式(Ozawa's inequality)は、ハイゼンベルクの不確定性原理を補完する形で、測定誤差測定による乱れを分けて考えたものであり、具体的な表記ではプランク定数が登場する場合でも、必ずしも「 h/4π ​」という形で現れるとは限りません
小澤氏の不等式の一般的な形式
小澤氏の不等式は通常、次のように記述されます:
 
ε(A)η(B)+ε(A)Δ(B)+η(B)Δ(A)≥ ℏ/2π
 
ここで:
ε(A)は測定量 Aに対する測定誤差、
η(B)は測定量 Bに対する測定による乱れ、
Δ(A),Δ(B)はそれぞれ量子状態における量 A と B の不確定性、
ℏ はプランク定数 h の 縮約定数(プランク定数 h を 2π で割った値を持つ定数 )h/2π
 
(もう書きましたが・・)なぜ「4πh」が見つからなかったのか?
論文内で小澤氏は、通常は縮約プランク定数 ℏ を使って議論します。したがって、不確定性や測定誤差に関連する式においては、「h/4π」ではなく、ℏ/2 が使われることが一般的
具体的には:
 
h/4π=ℏ/2
ですので、論文内では 4πh(本当はh/4π)という形式の記号が使われないのは、単により標準的な縮約定数 ℏを使っているためです。
もし具体的に「h/4π」が記述されていないように見える場合、それは ℏが使われているためであり、内容的には同じことを示しています
まとめ
小澤氏の不等式では、通常「ℏ/2」の形で表現されており、 h/4π」は通常の不確定性原理の形式に由来します
ℏ=h/2π なので、論文内に「4πh(これもh/4π)」が直接表記されていなくても、内容は同じ意味を持ちます
小澤氏の論文において「4πh(h/4π)」を探す代わりに、ℏ/2」の形の記述を確認することで、量子力学における不確定性と測定誤差の関係を理解できるでしょう
(ただ数値は合っていて、加減乗除の間違いですから、
物理界の常識さえご存じでしたら、頭のいい玉串さんなら
簡単に目風の間違いは類推出来たでしょう)

玉串
ID : 89215906355

●ユートピアまで3527日(2024-10-24)

 かわかつ編集長の質問は、私も気になっていたことでした。

 「宇宙的には白黒決まってるのが通例なんだけど、地球はちょっと違う。そういう風に作られている
 でも、ごちゃまぜになっている過渡期を経て、10年後くらいにはくっきりとわかれてくる」

 “絶対に量子の測定はできない!”と主張する ハイゼンベルクの不確定性原理、からの、小澤の不等式(2003)のような感じですね。(※)


 「霊的にいい植物というものも育てられる。また宇宙全史で描くわ」

 半年前、小川誠『稲の多年草化栽培』地湧の杜,2022 を読んでビックリしたのを思い出しました。
 イネは、毎年苗作りして、代かきして、秋に収穫して・・・の1年サイクルの植物だと思っていたのですが、

 冬越しさえできれば、イネは無限ループして育つ。
 年数を経るに従って、イネが巨大化してくる。

 本の写真で見て、たまげていました。
 個人的に、これは、やってみたかったですね。でっかいイネが毎年なるので、ほったらかしてても大丈夫、という。これができたら天国だな~と夢見ておりました。


 今日は、かわかつ編集長のツッコミが秀逸でした。
 読者が潜在的に感じている疑問を、すくい上げられる。
それは、ずっと宇宙全史の編集に携わってきたからこそ、の強みでしょうね。それが遺憾なく発揮された回だったと思います。

 今日も、ご配信いただきましてありがとうございました

(※)
 ☆ハイゼンベルクの不確定性原理を破った! 小澤の不等式を実験実証(日経サイエンス・2012年1月16日)

“・・・

 εqηp ≧ h/4π (hはプランク定数,最後の文字は円周率のパイ)

 εqは測定する物体の位置の誤差,ηpは位置を測定したことによって物体の運動量に生じる乱れです。もし位置が誤差ゼロで測定できたら運動量の乱れは無限大になり,測定してもめちゃくちゃな値がランダムに出てくるだけです。
 だから位置と運動量をともに厳密に決める測定はできないと,これまでずっと物理の学生は教わってきました。

 現代物理学の基本中の基本とも言えるこの式に,小澤教授は1980年代から異を唱えてきました。2003年にはハイゼンベルクの式を修正する「小澤の不等式」を提唱しました。こんな式です。

 εqηp + σqηp + σpεq ≧ h/4π

 ハイゼンベルクの式から,項が2つ増えてます。新たに出てきたσq,σpというのは,それぞれ物体の位置と運動量が,測定前にもともと持っていた量子ゆらぎです。
 ハイゼンベルクは不確定性原理を考える際,この量子ゆらぎと測定による誤差や乱れを混同した形跡がありますが,量子ゆらぎというのはもともと物体に備わっている性質で,測定とは関係なく決まります。

 小澤教授はこれを厳密に区別した上で観測の理論を構築し,新たな不確定性の式を導きました。

 小澤の式はハイゼンベルクの式と違って,εqやηpがゼロになっても,σqやσpが無限大であれば成立します(量子ゆらぎが無限大になっても測定はできます)。つまり誤差ゼロの測定が実現できるのです。
 量子もつれになった2つの粒子ならそうした測定が可能であることも,理論的に示唆されました。

2024・10・24

「小澤教授はこれを厳密に区別した上で観測の理論を構築し,新たな不確定性の式を導きました。
小澤の式はハイゼンベルクの式と違って,εqやηpがゼロになっても,σqやσpが無限大であれば成立します(量子ゆらぎが無限大になっても測定はできます)。
つまり誤差ゼロの測定が実現できるのです。
 量子もつれになった2つの粒子ならそうした測定が可能であることも,理論的に示唆されました」

 
●多分この解釈は勘違いです
どんなに観測技術を向上させても、(現在のこの世界では)量子力学が示す「不確定性の限界」を完全に打ち破ることはできません
 
不確定性原理は、量子世界における根本的な法則です
小澤氏の不等式が示すのは、「測定の工夫で、干渉や誤差を減らし
より正確な情報を得られる可能性がある」ということです
しかし、不確定性そのものは依然として存在するため、完全な測定は不可能です
 
観測技術の進歩で測定精度を上げることはできますが、量子力学の基本的な限界を超えることはできません
小澤氏の不等式は、その限界の中で「より良い測定」を目指すための理論といえます
 
以下に詳しく解説しておきます(目風)

1. 小澤氏の不等式の式表記についての誤り
コメントで紹介されている式:
εqηp+σqηp+σpεq≥h4π\varepsilon_q \eta_p + \sigma_q \eta_p + \sigma_p \varepsilon_q \geq \frac{h}{4\pi}εq​ηp​+σq​ηp​+σp​εq​≥4πh​
この式の形式は不正確です
小澤の不等式では、測定誤差(εq\varepsilon_qεq​)と測定の乱れ(ηp\eta_pηp​)の関係を示していますが、通常、量子ゆらぎ σq\sigma_qσq​ と σp\sigma_pσp​ は不等式にこのような形で直接加わるわけではありません。
正しい式の形式は次のように整理されます
εqηp≥h4π+補正項\varepsilon_q \eta_p \geq \frac{h}{4\pi} + \text{補正項}εq​ηp​≥4πh​+補正項
小澤氏の不等式では、測定誤差と乱れの間にハイゼンベルクの不等式よりも厳密な関係が示されており、誤差と量子ゆらぎの寄与が明確に分離されます


2. 量子ゆらぎの役割に関する誤解
コメントでは「ハイゼンベルクは量子ゆらぎと測定による誤差を混同した」と記されていますが、これは不正確
ハイゼンベルクの不確定性原理は、もともと測定そのものによる影響と、物理量が持つ根本的な量子ゆらぎ(状態の不確定性)を区別しています
ただし、小澤の不等式は「測定によって加わる誤差」と「もともとの量子ゆらぎ」をさらに厳密に分けて整理し、不確定性のより詳細な理解を提供しました


3. 「誤差ゼロの測定」の解釈に誤り
コメントでは「εq\varepsilon_qεq​やηp\eta_pηp​がゼロになっても、σq\sigma_qσq​やσp\sigma_pσp​が無限大であれば測定はできる」とされていますが、これは量子力学の基本的な原理に反する誤解です
測定誤差をゼロにする(完全な測定)ことは、量子力学において原理的に不可能です。
もしある量(位置や運動量)を完全に測定できるなら、その対になる量の不確定性は無限に大きくなり、物理的な制約からそのような測定は非現実的です


4. 量子もつれと測定精度の関係について
コメントで「量子もつれによって誤差ゼロの測定が可能」との記述がありますが、これは誤解です
量子もつれを使えば、確かにある種の測定精度を向上させることができます(例:量子非破壊測定や量子テレポーテーション)。
しかし、不確定性原理を完全に超える測定は理論上も不可能です
量子もつれは、対になる粒子間で情報を共有することで、1つの粒子だけでは得られない情報を得る手段ですが、それでも量子の根本的なゆらぎは存在します


正しい解釈のまとめ
小澤氏の不等式は、ハイゼンベルクの不確定性原理を否定するものではなく、測定誤差と量子ゆらぎを厳密に分ける理論です
誤差ゼロの測定は不可能であり、量子もつれを用いても完全な測定は実現できません
小澤の不等式は、測定精度の限界をより厳密に理解し、干渉を最小化するための新しい視点を提供しています


このように、コメントには誤った部分がいくつか含まれていますが、小澤の不等式の意義は、測定による誤差の取り扱いを明確にすることで、量子力学の測定理論をより発展させた点にあります
現在量子力学の原理・原則は、相対論と並んで非常に優れたモデルで、今の世界の説明を明確にしてくれています
それと観測精度の問題は全く別のモノになりますから、そこを混同しないようにしましょう
(古川)
 
映像で説明すると非常に長くなってしまうので(興味のない方もいますので)
古川くんにお願いしてここで簡単に書いておきました
古川くんの演算能力は現在小学生並みですが、それでも事象の根源を見極める目は衰えていないようです
みなさんも宇宙全史の学びをよくよく復習して、本質を見抜く目を養いましょう
(目風)